CAPワークショップ

子どもワークショップ 障がいのある子どもプログラム

安心なさわり方を説明している様子

障がいと言ってもさまざまな障がいがあります。その子どもの状況に合わせて、教職員の方々の協力を得ながら実施していきます。

*「障がいのある子ども」と表記しているのは、差別・偏見をなくしていきたいという思いからです。また、「障がい」に視点を当てるのではなく、「人」に視点を当てて考えていこうというものです。

知的障がいのある子どもへのワークショップ

知的障がいのある子どもへのワークショップは、大きく分けて2種類あります。知的障がいのある子どもへは、さまざまな工夫が施された「スペシャルニーズプログラム」と「就学前向けと小学生向けを取り入れたプログラム」です。どちらのプログラムも1回のワークショップの子どもの参加人数は10人程度です。

● スペシャルニーズプログラム

先生による予習・復習を含めた5日間のプログラム。文字や絵のパネル・ミニロールプレイ・小道具を使用しながら、抽象的なことをわかりやすく、復習しながらすすめていきます。

● 上記以外のプログラム

子どもたちの発達の状況に合わせて実施しています。所要日数は2~3日です。

■ タイムスケジュール

スペシャルニーズプログラム…1回のワークショップの子どもの人数 10人程度
スペシャルニーズプログラム 所要時間 内容
1日目
先生による予習
30~40分 安心・自信・自由を感じたときの具体例を予習
2日目
CAP 1日目
<子ども同士の暴力>
30~40分 権利とは
安心・自信・自由の権利とは
子ども同士でのいじめの場面 ロールプレイ(生活年齢を考慮して、文具を取られる、または、お金を取られる設定)
  • いやと言う
  • 友だち
  • 話す
3日目
CAP 2日目
<知らない人からの暴力>
30~40分 いやの復習
誘拐・連れ去りの場面 ロールプレイ
  • 知らない人
  • うそ
  • 安全な間隔
  • 特別な叫び声
  • 護身術
  • 逃げる
  • 特徴を覚える
※はミニロールプレイで具体的に
4日目
CAP 3日目
<知っている人からの暴力>
30~40分 知っている人からの性暴力の場面 ロールプレイ
  • 自分の身体は自分のもの
  • 安心なさわり方
  • いやなさわり方
  • 安心な秘密
  • こわい秘密
※はミニロールプレイで具体的に
<話すことのモデル> 先生に相談する場面
トークタイム 希望する子どものみ、別室あるいは、同室で行われます。以前あった出来事などに対して、CAPを使ってできることを主に復習します。
5日目
先生による復習
30~40分 3日間のCAPで覚えたことの復習
※ 上記以外のプログラムは先生方と相談のうえ、タイムスケジュールを立てています。

■ 料金表

ワークショップ名 所要時間 定員 料金
スペシャルニーズワークショップ 40分×3日 学校の1クラス単位または25名 35,000円
<内訳> 基本料金…1回 20,000円  交通費…1チーム 15,000円(5,000円×3日)
※ 上記以外のプログラムについては、就学前向け、小学生向けに準じた料金となります。

身体障がい・聴覚障がい・視覚障がいのある子どもへのワークショップ

子どもの年齢に合わせて、それぞれ就学前プログラムや小学生プログラムを実施します。さらに、障がいに合わせて伝達の工夫をしながら実施しています。

● 身体障がい

蹴る・踏む・逃げるなど、護身術の場面で子どもたちのできることを考えながら実施します。

● 聴覚障がい

ジェスチャーや簡単な手話を取り入れたり、口話が読み取れる様に、話し手が子どもの正面を向いてロールプレイをします。

● 視覚障がい

3つのポーズを1つずつ言葉で解説したり、ロールプレイヤーは足音やナイロン生地の服を着るなど音を出します。

※ 知的障がいを伴う場合は、知的障がいのある子ども向けのワークショップを受けることをお勧めします。
※ タイムスケジュールや料金については、実施するプログラムに準じます。

■ 利用者の声

ワークショップの前日に「あんしん、じしん、じゆう」の話をしたところ、当日の黒板の時間割のところに・・・続きはこちらから